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第一校舎内にある付属動物医療センターは、実習授業が多くを占めるこの大学の中でも重要な役割を果たす施設クマぁ。動物医療に必要なものすべてが揃っているといっても過言ではなく、その充実度は国内でもトップクラス。実際に動物病院としての役割も担っていて、施設の1、2階と3階の一部は訪れた動物達の診療や治療スペースに使われているんだ。「ここは原則として、予約制で、他の病院から紹介状を受けた動物達の二次診療を行っています。つまり、一次診療で精密検査が必要と判断されたり、一般の動物病院で対応できない難しい症例の動物達が連れてこられるんです」。そう話してくださったのは病院長であり、獣医内科学教室で教壇にも立っておられる廣瀬教授。「この病院には最先端の機器があり、さまざまな分野のスペシャリストが揃っていますので難しい症例にも対応できるんですよ」。たしかに、明るくて広い待合室には、内科、循環器科、腎臓科、神経科などの科目名がずらり。人間の総合病院と変わらない専門性を持って獣医療を実践しているクマぁ。最近は専門性の高い難しい手術を受けるために遠方からの来院も増えているんだって。そういう現場で診療や手術を見学したり、さまざまな検査を実際にしたり、生きた獣医療を学べるのはこれから獣医師を目指す皆さんにとって、何よりも貴重な体験になるのは間違いないクマぁ!

最新の設備・機器が揃っている付属動物医療センターでも、特に目を引いたのはMRIやCTスキャンなど大型の医療機器が使われていたこと。進化する動物医療において、高精度な診断が求められる場合には欠かせないんだって。廣瀬教授によると「今の獣医系大学なら、こういった高度な設備は大抵揃えられているのではないでしょうか。しかし肝心なのは、高額な医療機器を買い揃えることよりも、検出された画像を見て、いかに正確な診断を下すかなんです。正確な判断を下すということは、いろいろな画像を見て、自分なりに真剣に考え、経験していかないと身に付かないものなのです。私たちの大学では教科書だけでは学べない、現場での画像診断実習にも力を入れているんですよ」。機器や設備はお金で解決できる部分があるけど、経験はお金ではなく真剣に学ぼうとする努力で得るもの。教授がおっしゃることがよくわかるクマぁ。「学生達は獣医の免許を持っていませんから、今は直接治療に携わることはできません。しかし、専攻する先生方の診療を見学することによって、真剣度が高いほど吸収するものが違ってくると思います。その中で私たちの授業方針も問われてきますので、日々研鑽(けんさん)を積んでいます」。センターでの実習では、たくさんの動物のさまざまな症例を見ることで、より多くの知識を自分の引き出しに納めていけるんだ。この大学では本当に有意義な授業が行われていると感じたクマぁ。
