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アサヒグマのキャンパスレポート

東京学芸大学篇 名物先生を探せ!

「最新のカリキュラムを調査研究し、現場へと伝える仕事」

今回のお話を伺ったのは教員養成カリキュラム開発研究センターの三石先生。先生の研究室はとっても難しそうな本が所狭しと積み上げられているクマぁ!先生は一体どんな研究をされているクマぁ?「う〜ん、そうですね。教員養成カリキュラム開発研究センターで行っているのは、大きく分けると3つあるんですよ。1つ目は今教育現場で教師に求められていることを調査・研究すること。2つ目は大学や大学院で教師として育てるための内容やプログラムを調査・研究すること。3つ目は現在教職についている人たちにどんな研修のシステムや内容が必要かを調査・研究すること、なんです。細かいことを言えば、いろいろありますが、簡単に言えばこんなところです。もちろん、私一人ではできませんから、全国のいろいろな先生と手を取り合って調査・報告するのですが、その研究センターが学芸大学にあるんですよ。」なんだか、大変そうクマぁ。「そうですね、高校生の皆さんにとっては、少しわかりづらいかもしれませんね。教育現場のカリキュラムというのはある一定のサイクルで文部科学省によって見直しがされているんですね。たとえば、英語の授業が小学校のカリキュラムに取り入れられるとします。そのときに全国の教育現場は『はい、今日から英語の授業を時間割に加えてください』といわれても実際は戸惑ってしまいます。だから、文科省によって決められた教育政策は内容によっては、実施される前に全国の学校で試行されるんですね。実際行ってみて現場ではどのような課題や問題点があるかなど、文科省とは別に独自の視点で調査を行い、現場に適応できる教員を養成するには大学での授業はどういう内容にすべきかを探っていくんです。教育政策が施行されてから調査を始めて、フィードバックしていては、新しく教員になっていく学生達に古い内容を教えていくことになりますからね」なるほど!新しい授業や方針が組み込まれていく教育現場に適応する教員を育てるために、先生は常によりよいカリキュラムの見直しを行っているんだね!三石先生は学芸大学の縁の下の力持ちみたいな存在クマぁ!

写真:三石先生

「教員としての資質を高める授業を行っています」

写真:三石先生

ところで、三石先生は学生を対象とした授業は行っていないクマぁ?「私は教職入門という来年からは1年生も受講できる講義1クラス分を行っています。教員を目指す学生は必ず受講しなければならない必修科目なので、今年は1000人くらいの学生が17クラスで受講していました。学芸大学の中ではもっとも受講生が多い授業なんですよ。」1000人も!?
そんなにたくさんの学生に教えているクマぁ!教職入門というのはどんなことを勉強する授業クマぁ?「先生や学校のしごと、教育現場の今の動きや教員の間で問題になっていることを伝え、課題意識を持ってもらうことを目的としています。実際の現場の先生などもお呼びして、教育現場の現実を伝えてもらう特別講義も年4回行っているんですよ。」現場の先生の話はとっても為になりそうクマぁ。「あと、私の授業では、ちょっとしたなぞなぞもやってもらうんです。たとえば、りんごを使った簡単な分数の計算をやってもらう。まずお皿の絵を2枚描いて、一枚のお皿にはリンゴが2つ乗っていて、1つだけ赤いリンゴがある。もう一枚のお皿にはリンゴが3つ乗っていて、1つだけ赤い。これを分数で表すと1/2+1/3。絵を見ると赤リンゴの割合は2/5なんですが、数式にすると5/6になる。これはどうしてかわかりますか?」う〜ん、どうしてだろう?わからないクマぁ。「こどもはこういう部分に『なぜ?』という疑問を抱くんです。数式を当てはめてしまえばそれまでなんですが、その本質を教えるとなるととっても難しい。そういうことから考えてもらい、教員としての資質を高めていってほしいんです。」先生の授業では単に教科を教えるのではなく、違う角度から教員のあるべき姿を勉強できるクマなぁ〜。最後に、これから学芸大学に入る高校生にはどういったことを学んでほしいクマぁ?「教員志望の学生には自分の被教育経験を活かせる先生になってほしいですね。子ども・学生時代に感じた思いや良い経験も悪い経験も含めて。そして自分の頭でこどものために何が一番良いのかを考えて、それに対応していく力を身に付けて欲しいと思います。」三石先生はいわば、『先生とは何か』を教える先生。みんなも学芸大学に入ったら、先生の講義をぜひ受けてほしいクマぁ!

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