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受験を勝ち抜く12のパワーを身につけよう!

第1回「そうじ力」

いよいよ4月。今月から気持ちも新たに受験勉強をスタートさせましょう!
そのために必要な第1のパワーは「そうじ力」。
ちょっとした「そうじ」で、受験モードの部屋にする方法、やる気が出る方法を「そうじ力研究会」会長、舛田光洋さんにうかがいました。

まずは、あなたの部屋を客観的に見てみよう!

まずは客観的に、自分の勉強部屋を見てみましょう。あなたの部屋はどんな部屋ですか?
スッキリ片付いて、必要なものがすぐに取り出せる部屋ですか? それとも、何がどこにあるか分からない乱雑な部屋ですか? 勉強したいあなたを誘惑するゲームや漫画であふれた部屋ではありませんか? キャラクターグッズやフィギュアに囲まれた、くつろげるけれど勉強する気にはとてもなれない部屋ではありませんか?
今の部屋の状態こそ、今のあなたの状態。あなた自身の姿でもあるのです。「現状を知る」ということは、今後あなたが本来の輝きを取り戻して、成功を収められるかを決める、最大のポイントなのです。
さて、今のあなたの状態を把握できたら、次に「自分はどうなりたいか」を考えてみましょう。今はやっぱり「学力をアップさせて、志望校に合格したい」ですよね。
そこで、もう1回、部屋を見てみましょう。すると、あなたの学力向上を妨げているものがハッキリ見つかるはずです。成績が伸び悩んでいるとしたら、その原因はあなたの部屋の中にあるのです。ドキッとした人もいるかもしれませんね。しかし、恐れることはありません。客観的な目で自分の部屋を見ることができたなら、今あなたは客観的に自分の部屋の現状=今の自分自身を見ることができたのです。

なぜ「そうじ力」を高めると学力が向上するのか?

「そうじ」をすると、どんないい事があると思いますか?キレイになってスッキリする、気持ちよくなる……確かにそうです。でも、実は「そうじ力」に秘められた大きなパワーは「自分にとって大事なものを明確にすること」と「集中力を高めること」なのです。
ごちゃごちゃした部屋には、いろんな物の乱雑なエネルギーが分散しています。その中に身を置いて集中して勉強するのは、非常に困難です。体力も精神力も消耗します。勉強に向かおうとする自分を迷わせ、誘惑するものが部屋にあふれていたら、自分が今、本当にすべき事がわからなくなったり、集中できなかったりするのはむしろ当たり前なのです。
「そうじ力」は、単にそうじを上手にする力ではなく、マイナスを取り除き、自分にとって大事なものを見極められる力と、集中して勉強に向かう力を高めてくれるのです。

実践!そうじ力 「換気」「捨てる」「汚れを落とす」の3点セットでスッキリ!

それでは実際にそうじを始めてみましょう。大げさに考えると挫折しやすいので、「3日坊主でもOK」、「できる分だけでOK」と考えて、気楽にスタート!

「換気」でハッキリ!

朝どうしても起きられない時、窓をいきなり開けられて冷たい風に触れた途端、パッと目が覚めた経験は誰にでもあるでしょう。あれと同じ原理です。
掃除の前にはまず窓を開け放ち、乱れたエネルギーをリセットしましょう。空気を入れ換えることで、不思議なくらい意識もハッキリしてきます。勉強を始める前にも「まず換気」を心がけましょう。

「捨てる」でスッキリ!

「目的」が分かれば、必要な「道具」も見えてきます。
今のあなたの目的=勉強、ですよね。そのためにはノートや教科書、筆記用具などが、必要な道具です。勉強道具と毎日使うもの以外は、実は「いらないもの」なので、思い切って処分しましょう。「いつか使うかもしれないもの」も「過去の思い出の品」もどんどん捨てれば気分はスッキリ! 新しい自分に生まれ変わったような晴れやかな気持ちになって、意欲的に勉強に取り組むことができます。

「汚れを落とす」でサッパリ!

いちばん、簡単なこととしては、机のふき掃除をおすすめします。
毎日、机に向かう前に、一度、机の上に置いてあるものをすべてどかして、何もないまっさらな状態にします。そして、机を水ぶきしましょう。ピカピカになった机を見ていると、不思議なほど気分がサッパリして、勉強する意欲がわいてくるはずです。
どうしても勉強がはかどらない時は、一度、トイレ掃除にチャレンジしてみて下さい。自分が毎日お世話になっているトイレを自分の手でキレイにすると、意外なくらい気持ちがサッパリして、集中して机に向かう事ができます。

また、1年中、極端な集中モードだと、途中で息切れを起こして本番で実力が発揮できません。集中する時と抜くところを上手に組み合わせ、自分へのご褒美や休みも設けて、受験当日にベストな自分でいられることも大切。初めは長距離ランナーのように、そしてラストの3カ月は短距離ランナーのような気持ちで挑みましょう。そのために、「そうじ力」も毎日のそうじとは別に、一年間のスケジュールを作ると効果的です。

例)

スタート時期(4月)

  • 受験勉強に必要でないものを捨てる
  • カーテンを洗って気分一新
  • 机の上に物を置かない。毎日、机をふいてから勉強を始める習慣を身につける

中間時期(7月と10月の2回)

  • 改めて部屋を見直し不必要なものを捨てる
  • カーテンだけでなく、ガラスもきれいにする
  • タンスや引き出しに入っているガラクタを処分

ラストスパート(12月)

  • 本気モードに模様替え
    • 勉強以外に必要ないものを見えないところにしまう
    • コタツ、TV、ゲームなど、自分を怠けさせるものを片付ける

今回のおさらい

  • 自分の部屋を見て、今の自分の状態を知る
  • 「そうじ」は集中力を高め、大事なものを知るための作業
  • 「換気」「捨てる」「汚れを落とす」でそうじ力アップ!
  • たまには休憩してご褒美を与えながら息を長く続ける
  • ラスト3カ月になったら思い切って「勉強だけの部屋」に
話をうかがった人

写真:舛田光洋

舛田光洋(ますだ・みつひろ)

1969年北海道生まれ。そうじ力研究会会長。ベストセラーになった『夢をかなえる「そうじ力」』(総合法令出版)や『成功を加速する「そうじ力」』(ソフトバンククリエイティブ)をはじめ著書多数。旺盛な著作活動の傍らセミナー、講演会、ワークショップも全国開催している。また、「そうじ力」を導入した企業発展プログラムを開発し、企業環境コンサルタントとしても活躍中。

舛田先生の本

書影:3日で運がよくなる「そうじ力」

勉強がはかどらない、集中力がない……。そんな時は思い切って部屋をキレイにしてみましょう。「マイナスを取り除くそうじ力」と「プラスを引き寄せるそうじ力」で、今日から快適な受験生活をスタートさせましょう!

『3日で運がよくなる「そうじ力」』
舛田光洋
530円
三笠書房

取材:水谷美紀 / イラスト:suita

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