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もっと知りたいAO入試と面接

もっと知りたい面接 〜その1〜これが面接試験の実態だ!

推薦入試やAO入試において課されることが多い面接。国公立大学の後期試験でも課されることがあるなど、小論文と並んで大学入試には必須の試験科目になっているよ。まずは面接がどのように行われているか、面接ではどんなことが見られるのか、その実態を確認しておくクマぁ。

ますます重視される面接

面接がもっとも必要とされるのが推薦入試だ。かつて推薦入試による入学定員は、全募集定員の2割とされていたが、現在は4年制大学で定員の5割、短期大学においては定員のすべてを推薦入試で選抜できるよう規制緩和がはかられ、推薦入試による入学者数は年々増加し続けている。推薦入試の実施大学数は近年やや減少気味だが、定員は増加しているので、その勢いは衰えていないと考えるべき。推薦入試の実施大学数の減少も、AO入試への転換によるものが多く、多くのAO入試ではやはり面接が重視されるので、むしろ面接の重要性は高まる一方とも言えそうだ。

大学は、成績だけではなく、本人の意欲や目的意識などを見極め、大学や学部の方針に適応する、より優秀な学生を確保したいというねらいから面接を課している。中でもAO入試では、志望理由書や小論文と並んで、面接が中心的な役割を果たしており、面接を複数回行って受験生の資質を丁寧に見極める場合も多い。いずれにしても、面接への備えは多くの受験生にとって必須のものと言える。

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面接の形式は大きく2つ

面接の形式には、大きく分けると個人面接とグループ面接の2つがある。それぞれの特性を押さえておこう。

個人面接

受験生1人に対して、面接官2〜3人の場合が多い。時間は5〜30分程度。複数の面接官が受験生1人を評価するため、回答について、複数の視点で疑問を提示されたり矛盾を指摘されたりすることになる。質問をせず観察のみを行う面接官がいる場合もあり、態度や言葉遣いなど隅々まで目が届くと思っていい。

グループ面接

受験生3〜6人程度に対し、面接官2〜4人程度で行われる。時間は20〜60分程度。同じ質問に対して1人ずつ答えていったり、あるテーマについてグループで討論したりすることが多い。同じ質問に1人ずつ答える場合は、受験生の反応が比較される。討論などにおいては、集団の中での振る舞いもチェックされている。受験生にとっては、他の受験生の発言などからのプレッシャーを受けやすいと言えるだろう。

また、面接において口頭試問が行われる場合もある。口頭試問とは、志望動機などの一般的な質問ではなく、学部学科に求められる基礎的な学力や発想力を確認するための質問だ。たとえば、外国語学部や英文学科などでネイティブスピーカーとの英語の問答が行われたり、理系の学部・学科で、提示された問題について解答を求めるプロセスを問われたりする。あらかじめ小論文を書き、その内容についての質疑応答が課される場合もある。

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面接ではココを見られている

面接は、調査書や学科試験だけでは見えてこない受験生の資質を、直接対面することによってとらえようとするものだ。そこで、面接における評価の対象となるのは次のようなポイントだ。

意欲、目的意識

受験生の志望理由や学びたいことについての質問や、その学問に対する興味の深さ、考え方、基礎的な知識を問う質問を通して、学ぶことへの意欲や目的意識、学部・学科への適性を見られている。 また、高校での勉強や活動、その他の実績についての質問を通して、入学後その学部・学科で意欲を持って努力し、勉学に取り組む能力や資質を見られている。

表現力、論理的思考力、理解力など

すべての質問への回答において、質問者の話をきちんと聞き取り、質問の意図を正しく理解し、筋道を立てて考え、自分の言葉で明快に表現できるかどうかが見られている。最近はとくに、読み書きの基本的な能力(リテラシー)の低下が問題になっており、面接でもこうした能力を重視する大学が増えている。

協調性、積極性、指導力

グループ面接や討論では、周りとうまく協調しながら、自分の意見も主張できる積極性や、討論をまとめる意見を述べてリーダーシップをとれるかなども見られている。ただし、リーダーシップにこだわって強引に意見を通そうとしたり、他者の意見を無視するような態度は、協調性に欠けると言わざるを得ない。集団の中でのバランスのよいコミュニケーション力が求められている。

大学は、以上のようなポイントを中心に、受験生の資質を総合的に評価し、ぜひ自大学・学部で学んで欲しいと思える、キラッと光るものを持っている学生を見極めるために面接を行うのだ。

蛇足だが、基本的なマナーや面接に真剣に取り組む姿勢は当然のことであり、きちんとできていて当たり前。面接官に悪い印象を与えるようなマナー違反や服装、言葉遣い、志望動機が疑われるような態度などはもちろんマイナス要因となってしまう。社会で生活するうえでの基本的なマナーやモラルから外れることと、個性の発揮は別次元のものであることを押さえておきたい。

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